8月20日の夢(難民)

 夜、なじみの店で食事をしようと思って出かけるが、いつのまにか模様替えされている。店主の周りをぐるりと楕円形にカウンターがとりまいているのだ。これでは一人で落ち着いて食事ができないので、別の店に行く。その店で食事をし、買い物もするが、いざ帰ろうとすると伝票がない。伝票がないのは、覚えていないものの先に支払いをすませたからだろうと勝手に解釈して、店を出る。しかし、なんとなく居心地が悪い。
 外は嵐になっている。港に続々と船が避難してきて、乗客たちは難民になる。ぼくもいつのまにかその一人になって、施設に収容される。施設の中で封筒に入った見舞金が配られるが、同室の老人がさっとぼくの見舞金をかすめとる。しかし、ぼくの目がそれを見逃さなかったのに気づき、黙ってテーブルに戻した。ぼくは何も言わないが、それを目撃した女性が施設の管理者に告げ口したようだ。
 ぼくは携帯を使って、ぼくのカウンセラーと何度も会話する。外出中にも着信があったので、施設に戻ってから出てみると、親戚のおばさんからだった。行方不明になっていたぼくと連絡がとれたことで、彼女はとても喜んでいる。電話の向こうではもうパーティーまで始まっている。

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