9月1日の夢(ラッパの売り方)

 会社の業績評価会議を傍聴する。主婦パート二人が、自分たちは人気詩人のN氏より売り上げも作品の評価度も高いと主張する。
 この会社が製造しているのはラッパで、彼女たちはそれをお店に卸すルート販売員だ。しかし、ノルマがないため、みんなマイペースで平均売り上げは一人月3万くらいしかない。これではどうしようもない。コピーライターであるぼくは、彼女たちのための販売マニュアルを書くことになる。
 彼女たちの中で、月一千万以上の売り上げがあるという二人を招いて、ぼくは話を聞く。しかし、それはたまたま関連した金融商品が売れたためらしい。これではマニュアルが書けるかどうかわからないと、頭を抱えていると、無能な上司のSが来て、「きみは週一回の出社だから、売り上げがなくても平気な顔をしているが、これからはきみも売り上げを出さないとね」と威張る。

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