11月10日の夢(無差別投石)

 交差点にある大きな店の前で、眼鏡をかけた若い男が誰かに向かって説教をしている。「おまえなあ、二十歳のおまえと、昭和20何年生まれのやつでは、違うのがわかるだろ」と言う。顔を見ると、秋葉原無差別殺人の犯人に似ている。説教されている側が何かを言ったらしく、男は「じゃあ、これはどうだ」と言って、持っていた一掴みの小石を店の屋根に投げつける。石は雨あられと通行人に降り注ぎ、ぼくも頭を手でかばって逃げ回る。たまたま店の前に警官がいて、もっそりと警棒を抜いて構えた。それを見て、周りを囲んだ報道陣が高く手を上げてカメラをかまえたり、マイクを掲げたりする。すると、犯人の男も笑顔でみんなといっしょに両手を空に突き上げて、ポーズをとる。みんなが自分をつかまえようとしているのに気付いていないのだ。「自分もやってるよ」と、呆れた通行人たちから声が上がる。

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11月10日の夢(無差別投石) への2件のフィードバック

  1. かのこ のコメント:

    現代的な感覚と匂いがしますね。

  2. 一色真理 のコメント:

    ありがとうございます。かのこさんの夢も機会があれば聞かせてください。

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