5月27日の夢(工場迷路)

 会社でマニュアルを作る仕事を命じられているのだが、他に仕事がない。暇なので、散らかったデスクの上の整理をしている。若い同僚が「東野川から来るやつはダメだな。ぼっちゃんばかりで」と話している。ぼくと同じ東野川から通勤している新入社員を話題にしているのだが、半分はぼくへの揶揄だろうと思う。
 いたたまれなくなり、外に出る。道路の脇に同僚のOさんが立っているが、見上げるように背が高い。よく見ると、円筒形の台の上に立っているからだ。道の反対側に別の中年女性も台に乗って立っているが、Oさんの方がずっと背が高い。
 いつのまにかOさんの姿がなくなり、ぼくはマニュアルを書く参考書を探しに街の書店へ向かう。だが入り込んだ建物は何かの工場で、どのドアを開けても、中では白い無菌服を着た女性たちが忙しく働いている。どこもが立ち入り禁止だ。書店はこの建物の一階かもしれないとエレベーターを探すが見当たらない。まるで迷路に迷い込んだみたいだ。

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