7月29日の夢(猫の生首)

 会社のぼくの隣のデスクに若い男性新入社員が入った。ぼくらの席の周りの書棚は本や資料、書類などでいっぱいである。仕事に熱中していて、ふと時計を見ると、もう12時40分だ。とっくにお昼休みではないか。誰も席を立つ人はいないが、ぼくは一人、足の踏み場もなくごったがえすオフィスから外に出ようとする。廊下との境目にドアはないものの、床に女性社員たちが何人も座り込んでいて、話しながら仕事をしている。彼女たちを踏み越えるようにして、廊下に出る。
 トイレに行きたいが、どうせトイレは満員だろう。ぼくは廊下の真ん中に寝転がって、そのまま用を足そうとするが、これでは自分がぬれねずみになってしまう。中止して、男子トイレのドアをあける。案の定、中は男性でいっぱいだ。中には自転車に乗ったまま、用を足しているやつもいる。
 外に出ると、公園がある。その周囲の柵を労務者たちが工事している。外周通りでは不良少年たちが車をバックさせていて、あやうく労務者たちの作った柵に接触しそうになり、はらはらする。少年たちは車の後部から大量のゴミを道路におろす。選定した木の枝の中に沢山の猫の生首が混じっている。誰かにだまされて、こんなものを積み込まされてきたらしい。

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