11月6日の夢(市電でパソコン)

 残業をして徹夜になり、家に電話もできずに朝を迎えてしまった。だが、まだこれからやる仕事がある。どこかへ行くためにタクシーを止める。タクシーは混雑した車道から舗道に乗り上げ、かなり走ってからようやく停車する。
 郊外に向かう市街電車に乗り込む。満員だ。立ったまま終点まで行く。だが、ぼくはそこで降りずに、Uの字型のホームをぐるっと回りこみ、反対側のホームに回送してきた先ほどの市電にまた乗り込む。元へ戻る電車らしい。今度は比較的空いている。車内には何列もテーブルと椅子が並び、中ほどの空席にぼくは座る。見回すと、乗客の姿はないが、既に埋まった席のテーブルにはぎっしりと乗客たちのノートパソコンが蓋を開けて置かれている。パソコンがない席は、椅子の上に荷物や上着が置かれている。ぼくだけが身一つで、パソコンを持っていない。

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