3月21日の夢(便器のないトイレ)

 以前在籍していたS社にいる。いい企画書が書けたので、出版部に持ち込みたい。誰のところに持っていけばよいだろうか。皆の意見を聞き、わりと若い出版部員に見てもらうことにする。
 出版部は外国人の採用を決めたようで、沢山の黒人女性が座って、面接の順番待ちをしている。企画は出版部でも幸い好評で、満足してオフィスに戻ると、ぼくの席には他の同僚が座っていた。女性社員たちがぼくに「歌をうたって」と言う。「他の人の方が上手だよ」とぼくは依頼を断り、トイレへ行く。
 トイレはドアの前に木製の椅子が置いてあって、ドアが少ししか開かない。その椅子を取り除いて、中へ入る。手前の狭い土間に立って、奥の広い土間に放尿する仕組みだ。便器はないが、奥の土間は本来は大便をする場所のはずだ。そこを汚してしまうのは、後で自分が困るだろうと思いながら、背に腹は代えられず用を足してしまう。

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