8月11日の夢(バンド演奏)

 博物館にいる。スピーカーから音楽が聞こえてきた。上手な演奏だ。そう思いながら前方へ進むと、今まで壁にさえぎられていたステージが見えてきた。少年たちがライブで演奏しているのだった。2列にマイクスタンドが並んでいて、沢山のメンバーが同時演奏できそうだが、実際に演奏しているのは数人。どうも彼らはこのステージを不法に占拠したらしい。その真ん中でメインボーカルをとっているメガネの少年は明らかにぼく自身だ。彼の目の前に、長方形の立体画面が2段上下に浮かび、そこに楽譜が立体的に浮かんでいる。彼はそれを見ながら演奏している。
 ある建物に入る。誰もいないので、便器に腰をおろして用を足し始める。そこへ見知らぬ男たちが一人ずつ無言で入ってくる。彼らは無防備のぼくをいつでも無言で殺すことができるのだ。ぼくは不安と緊張にさらされる。

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