12月5日の夢(水場の白蛇)

 大きな川の堤防の上に水場があり、そこには野生動物たちが集まるので、よい写真が撮れると思って出かける。以前、水場に二頭の象がいる写真を見たことがあるが、日本に象はいないから、せめて熊の写真を撮りたい。堤防に上って水場を見ると、思った通り二頭の黒い熊がいたが、ぼくがカメラを向けたのを見て、瞬時に左右に逃げ去る。不思議に怖さはない。ふと足元を見ると、さまざまな太さの白いまっすぐな棒が何本か落ちている。それがいきなり動いて逃げ出した。みんな蛇だったのだ。彼らは紙切れや石の下に隠れる。ぼくは慎重に靴でそれらをつつき、蛇を追い出す。彼らはしかたなく、出てきて、とぐろを巻き、ぼくに向けて鎌首をもたげる。見事な白蛇だ。写真を撮ろうと携帯を構えながら、妻を呼ぶ。

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