12月31日の夢(お供え赤ちゃん)

 詩人たちで舞台に上がる催しが好評で、今年はその二回目だ。中年男性の作曲家が楽屋に「始まるよ」と呼び出しにきて、最初の出し物の出演者が舞台に出て行った。女性詩人のUさんとぼくだけが楽屋に残った。ぼくは一人、楽屋を離れて、舞台の見える袖に行く。そこにはもう沢山の人がいて、舞台を見つめている。背伸びして眺めると、客席はほぼ満員のようで、ほっとする。楽屋へ戻る途中、通路にあったお供え餅のようなものがぴくりと動いたのでびっくりする。よくよく見ると、お供え餅と見えたのは赤ん坊の大きな頭だった。

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