4月2日の夢(靴を脱いで乗る電車)

 仕事から帰ろうとして井の頭線に乗る。井の頭線は靴を脱いで乗る電車だ。先頭車両だったので、前方の大きな窓から進行方向がよく見える。どういうわけか運転手の姿はなく、電車は無人で走っている。このまま帰宅しようかと思ったが、まだ早すぎる時間なので、いったん会社に戻ろうと上野で降りる。
 歩いていて、何か違和感を覚える。書類をどこかへ忘れてきたみたいだと思うが、探すとちゃんと持っていた。足元を見ると、ぼくは裸足で歩いている。井の頭線に靴を忘れてきたのだ。ここは上野だから、必ず安い靴屋さんがあるはずだと思い、交差点できょろきょろする。右へ行こうかと迷いつつ、左へ行く。ふと足元をもう一度見ると、自分の靴ではないが、誰かの靴をはいている。とりあえず靴を買わなくてすみそうなので、会社に戻ることにする。

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