8月25日の夢(漫画家さんの家)

 いつも出入りしている少女漫画家さんの仕事場に行く。勝手を知った場所なので、三階まで上がり、書棚や段ボール箱の中身を勝手に見て回る。ふと気づくと、部屋と廊下の仕切りのあたりに、漫画家さんが横たわっている。疲れて居眠りしているだけだろうか。それとも何か異変があったのか。ぼくはうろたえて、一階まで階段を駆け下りる。
 野球場の内野席に行く。指定席の場所だけれど、がらがらなので勝手な場所に腰を下ろし、ペットボトルで水を飲む。すると、隣に初老の婦人が来て、座った。彼女は多分、ここが指定席なのだろう。ぼくがペットボトルの蓋をしめようとしているのを見て、「そういう時はこうするのよ」と言い、蓋のかわりに親指で栓をしてみせてくれる。ぼくは「ああ、そうですね」と言って、真似をするが、失敗して、婦人の靴をびしょびしょにしてしまった。慌ててズボンのポケットからハンカチを取り出し、婦人の靴を拭く。婦人は「そんなことしていいの?」と、ぼくの顔を覗き込む。

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