11月4日の夢(壊滅する世界)

 風邪をひいたらしく、いつもの医者に行く。だが、新任の医師に交替していて、2時間待ってもまだ順番が来ない。待合室は患者たちで満員だ。
 ふと上を見ると、まるで雲のように無数の岩が空を飛んでいる。ぼくはとっさに外に飛び出し、「岩が落ちてくるぞ! 危ない! 逃げろ!」と叫びながら、頑丈そうなビルの中に駆けこむ。窓から見ていると、地上に次々と岩が落下し、飛行機も墜落して、あたりは修羅場のようだ。それでも、ぼくはなんとか会社に行こうと、道を歩き出す。傷だらけの電車がよたよた走っているので、それに乗る。ドアは壊れて、荒縄で縛ってある。次の駅でぼくは縄をほどいてドアを開け、懐中電灯を振り回しながら、「発車します!」と乗車を促す。ホームの上には沢山の人たちがいて、黒人も混じっている。人波をかきわけて、1人が乗車する。ぼくは再びドアを縄で縛りつけ、電車はまた首都へ向けて走り出した。ぼくの風邪はすっかり良くなったようだ。

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