3月12日の夢(低すぎる天井)

 トイレに行くと、男性がぼくに金を払えと言う。確かに彼に支払いをする必要があるので、トイレを連れだって出る。そこは大理石で飾られた立派なホテルのロビー。テーブルに向かって座った男性は、椅子の上で足を組み、半分胡坐をかいた格好になる。そうやって領収証を書きながら、彼はこっそりおしっこを始める。その滴がぼくの足にかかったので、本能的にぼくは足をひっこめる。男性は盛んにぷるぷると体を振って、水切りをする。床に小さな水たまりができる。ぼくは急いで1円玉でお釣りを受け取り、その場を逃げ出す。
 すると女性が箱を持って現れ、みんなに「ケーキです」と言って、配り出すが、ぼくにはくれない。「あらあら赤飯が凍っちゃった」と言うので、ぼくはその箱の蓋を開けてみる。すると、中には赤飯ではなくモンブランのケーキが入っていて、確かに凍っているらしく、ドライアイスのように湯気を立てている。もう一度トイレに入りなおそうとするが、今したばかりだったことを思い出し、再びロビーに戻ろうとする。なぜかホテルの天井がどんどん下がってきて、腰をかがめないと歩けなくなる。這う這うの体で皆に近づくと、やっと立って歩ける高さに戻った。

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