4月20日の夢(海の上の富裕国)

 ぼくは夢のように広いお屋敷に住んでいる。室内装飾も家具も超一流の豪華な部屋である。窓から見ると、四方は陸地から離れた海であり、陸との間は満潮には海面下に隠れるほどの高さの細い道があるだけだ。ここは富裕層だけが住む島であるらしい。
 部屋にはさまざまなベッドやソファーがあり、ぼくはそのどれかに休みたいと思うが、どれにも既に別の男が横たわっていて、ぼく一人休むことができない。
 そしてある日、窓からその道を渡って騎馬隊が進撃してくるのが見える。反乱が起きたのだ。ぼくらは彼らの奴隷にされ、バケツで汚い水を汲む労働をさせられる。何度も水を汲んでいると、バケツが赤く濁り始める。ここで殺人が行われたのだろうか。しかし、それは単に赤い粉を混ぜただけのようにも見える。ぼくを殺人の罪におとしいれるために、仕組まれた罠なのかもしれない。

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