5月2日の夢(座談会)

 会社が新しい超高層ビルへ引っ越した。一階上の出版部の会議室を借りて、座談会をやることになっている。「広告部の一色です」と名乗ればよかったのに、受付で「〇〇の座談会です」と言ってしまう。しかし、受付の女性はすぐ了解して、ぼくらを会議室に案内してくれた。
 会議室はとても広い部屋で、食堂のような感じ。いくつものテーブルが並んでいるが、全部形が違っている。殆どのテーブルを囲んで、さまざまなグループが会議をしている。中には隣との間がひどく接近した席もあり、これでは落ち着かないのではないかと心配になる。
 ぼくは案内された席につくやいなや、「この前にもう一つ座談会がありますので」と挨拶して、会議室を飛び出す。先にトイレへも行っておきたい。確か廊下に出たところにあったはずと思うが、逆の方向に歩き出してしまったようだ。廊下はビルの外壁に沿って、ぐるりと一周している。外の光が燦々と降り注ぐ窓があり、とても明るい。一周すれば元に戻るはずだが、このビルは大きくなかなか戻ることができず、トイレも見つからない。おまけに録音機を忘れてきたことに気づく。

カテゴリー: パーマリンク