8月3日の夢(いやがらせ)

 会社の総務の男性から電話が来る。ぼくが取材したY社の全国のお店から、大量の商品がぼくからの注文だとして届いたという。Y社の担当者がぼくのことを気に入らず、いやがらせで発注したらしい。「一色さんは既に退社していることを、社員名簿を見せて納得させ、商品は送り返しましたけどね」と総務の男性は言う。
 金持ちの家の豪華なホームコンサートへ行く。まるで少女漫画のような世界だ。知人のピアニストも招かれている。後で挨拶しようと思っているが、途中で帰ってしまったようだ。トイレに入ろうとするが、沢山置かれているスリッパは右足と左足がどれも揃わないものばかり。あきらめて戻る。
 階段を降りなければならない。階段というより、狭い垂直の穴に過ぎない。ぼくの前に頭の禿げた痩せた老人が降りていく。穴の端に両手をかけてぶら下がり、なんとか下に飛び降りたものの、そこで立ち止まっている。これでは、ぼくが降りられない。ぼくがもたもたしていると、後ろの人に思われるのはいやなので、老人に「危ないので、退いてください」と言うが、なかなか退かない。後ろの人が「名前を呼ばないと、わからないのじゃないの?」と言う。それでも、なんとかぼくも下に降りることができた。

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