2月12日の夢(名優のインタビュー)

 1時から会社の会議室で、著名な名優のインタビューをする予定だ。インタビュアーを務めるのは、ピアニストのМさん。ぼくは名優に名刺を渡して挨拶する。あれっ、この人はとっくに亡くなった人ではないかと、ちらと思う。彼はぼくに懐かしそうに挨拶する。ぼくには記憶がないが、以前にぼくらは会ったことがあるらしい。彼に話を合わせ、ぼくもいかにも親しそうに挨拶を返す。彼がぼくにくれた名刺は大きな風合いのある紙を4つ折りにしたものだ。巨大な名刺にびっくりする。名優のインタビューだけに、カメラマンも著名なベテランを起用し、ぼくのほかに二人の幹部社員が同席している。
 いったん休憩をとり、再開しようとすると、インタビュアーが戻ってこない。窓の外を見ると、ここは高層ビルらしく、地上は猛吹雪になっている。窓から目を室内に戻すと、そこにはもう誰もいない。ぼくは気づかずに眠ってしまっていたのだろうか。
 気づくと、二人の若い荒くれ男に囲まれている。恐怖を覚えるが、二人はぼくの知り合いであるらしい。なんとか二人と話を合わせて、とりつくろう。
 実家に行く道が見えてくる。ぼくは空から実家に近づいていく。道には大きな白い犬が一匹。その周囲に沢山の白い小犬たちが見える。

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