3月14日の夢(会社の終わり)

 会社がもう終わりになるらしい。ぼくはみんなのために、お別れパーティーの幹事を買って出た。パーティーの後はテニスの試合をみんなでする趣向だ。
 準備のため、みんなより早く会場に乗り込む。一階の喫茶店でお茶を飲み、会場に向かうことにする。ハンガーに黒い沢山のバッグをかけておいたのだが、連れの女性がさっさと取った後、ぼく一人ではとても持ちきれない。後からもう一度来ようと思う。
 この会場は靴を脱いで上がるのだが、床は一面苺ジャムのような薄赤い汚れで覆われている。その上を靴下で歩くのは、汚くて不快この上ない。尿意を催したのでトイレを覗く。女子トイレはきれいなのに、男子トイレはどれも汚物があふれるほどに積み上がっていて、とても用を足せる状態ではない。
 そんな中で、ぼくはテニスのことを考える。ラケットはできるだけ水平に近く持ち、ドライブをかけてボールを打った方がいいと、心が弾む。エレベーターから社員たちがどやどやと笑顔で、会場に到着した。トイレを探しに、逆に階下に下りようとするぼくに、誰も気がつかない。

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