10月31日の夢(ラジオ英語講座)

 倉庫街を急ぎ足で歩きながら、ぼくは携帯ラジオで英語講座を聴いている。男性講師が何か問いかけ、ぼくはそれに「サウザンド」と答える。するとまた、男女の講師がラジオからぼくに何事か二言、三言応答する。たった一人の生徒であるぼくのために、彼らはラジオの向こうで懸命に英会話を教えようとしているのだ。でも、こんなこと面倒くさいじゃないか。目指す倉庫にたどり着いた瞬間、ぼくは冷たくラジオのスイッチを切る。

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