3月22日の夢(休暇明け)

 休暇明けに出社すると、ぼくの席がオフィスの奥の方に変わっていた。オフィスと外の間は全面が透明ガラスで、緑の木々や青い海が美しい。窓の上には横にワイドな大スクリーンがあり、そこに映像が映る。始まってすぐ映像は途切れてしまう。どうしたのだろうと思うが、ぼくの前にいる人たちの頭が邪魔になって、ぼくに画面が見えないだけだった。窓の外の青空をジェット機の編隊が飛んでいく。だが、それは明らかにCG映像だ。どれが現実で、何が映像なのか、よく分からない。
 もう夜の8時だ。そろそろ帰ろうとするが、出口に行くには皆の書類や荷物を跨いでいかなくてはならない。あっという間に10時ごろになってしまう。階段を下りながら、席に上着やコートを置いてきてしまったことに気づく。慌てて戻り、コートを着るが、慌てていて裏返しに着てしまう。そういえば鞄も忘れていた。その中には先ほどN氏が「どうもすみません。忘れていて」と、何かの代金としてくれた札束が入っている。しかし、それはドル紙幣なので、このままでは使えない。
 会社から出たところには、大きなゲレンデがあり、どんどん人々がスキーで滑り降りてくる。もちろん東京にゲレンデがあるはずはなく、これはCGによる偽現実だ。向こうから女性詩人のKさんが歩いてくる。挨拶をするが、彼女は気づかずに通り過ぎてしまう。駅に着くと、ちょうど小田急線直通の電車が着いたところだ。京王線で帰るつもりだったが、小田急線で帰った方が便利だろうか、と考える。

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