9月5日の夢(誰もいない家)

 目が覚めると、そこはぼくの家ではない。四十年前隣人だった奥さんや、五十年以上前隣人だったセーラー服の女子高生たちがいて、とても賑やかである。ぼくの家はこの部屋と連絡通路でつながっているはずだ。慌ててぼくはその通路を通って、我が家へと向かう。だが、通路には誰の姿もなく、ぼくの家にも誰もいない。なんだか勝手が違う。トイレを開けると、便器の上に子供用の毛布とシーツがある。それを取り上げようとして、逆に便器の中に落として水に濡らしてしまった。失敗したなと後悔する。

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