11月7日の夢(視覚障碍者の課外授業)

 今日はぼくのクラスに視覚障害のおじさんが招かれ、課外授業をしてくれる日だ。おじさんは黒い服に黒い眼鏡、白い杖を持っている。授業が始まったのに、黒板の前では二人の工事のおじさんがヘルメット姿で配線か何かの作業をしていて、ガーガーピーピーとうるさい音を立てている。そこには目の悪いおじさんはいないのだが、おじさんの声はマイクを通してはっきり聞こえる。もしかしたら廊下から話しているのかもしれないと思う。だが、おじさんが「せっかくの授業なのに、後ろから失礼します」と言うので、教室の一番後ろにいるのだと分かる。でも、ぼくは振り向くことはせず、前を向いたままおじさんの話を聞いている。

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