8月6日の夢(不法投棄)

 ある会計士の仕事に対して批判が出ているので、ぼくは上司と共に内偵班を組んで実態調査に出かける。川のそばに移動式の巨大なビルのようなものがあり、その屋上で会計士に指示された人々が蟻のように働いている。これ全体がバカでかい機械であるらしい。屋上で処理されているのは食べ残された食材だ。魚はその機械で処理されるが、黄色い肉のようなものは屋上から下の廊下に投げ捨てられる。道路わきの側溝に遺棄されたそれをぼくは靴で押しやって検分する。上司はスコップでそれを小山のように積み上げる。
 そこへ川の方からゴーッという音がする。驚いて目をやると、川の中に黒い巨大な四角い泥船が押し出されてきた。舟全体が墨のように真黒で、真ん中に墨壺のような池がある。その中に黒いけだものが一頭追い込まれる。とたんに舟から真黒な汚水が川に垂れ流される。
 それを見ている間に、気づくとさっきの巨大な機械も側溝の汚物も会計士も姿を消し、街は平和な姿に戻っている。

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