10月21日の夢(豪華客船乗っ取り)

 取材で豪華客船の初めての航海に乗船する。ところが、船はテロリスト集団に乗っ取られてしまった。彼らと対決するために、沢山の制服を着た部隊が乗船してきた。セーラー服を着た女子高生の部隊もいる。これなら大丈夫だと安心する。だが、犯人たちも部隊の側も行動を起こさず、何事も起こらないまま時間だけが過ぎていく。
 ぼくはしばらく港に降り、また船に戻ってみると、事件はいつのまにか解決していた。だが、船内には煙が充満していて、ぼくの知人も何人か亡くなったようだ。窓のカーテンを開けて外を見て、驚く。なんと、そこは東京駅のホームだった。船は航海に出たように見せて、実は東京駅のホームに停車したまま、一歩も動いていなかったのだ。
 ぼくは何が起こったのかと、周りの人々に問いただす。けれど、誰もが重ぐるしく沈黙したまま、ぼくに何も教えてくれない。

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