1月19日の夢(レコーディング)

 古びた田舎家を改造したレコーディングスタジオで、ぼくは新曲の録音をしている。右手に木製の扉があり、その向こうは調整室だ。そこへコンコン咳き込みながら義母が現れ、スタジオの中をぐるぐると歩き回る。スタジオにはクリニックが併設されていて、義母は診察を受けに来たのかもしれない。
 母に外へ出てもらい、レコーディングの準備を進めるが、歌を全く練習してこなかったことに気づき、スタッフに楽譜を探させる。その間にぼくも外へ出ようとして、奥へずんずん進むと、そこには民家の部屋があり、眼鏡をかけた男とその息子がおびえた様子で、ぼくの様子をうかがっている。驚いて反対の方向へ進むと、縁側があり、その向こうに池が広がっている。池には狭い岸辺があり、そこを観客席にして朗読会ができると思う。でも少し狭すぎるなと、スタッフと話し合う。
 夕食時で、家では妻が食事の準備をして待っているだろうと思いながら、調整室のドアを開けるとそこは我が家だった。そして妻が「ああ、そこにいたの?!」とにこやかな顔を出す。隣にいる義母は車椅子に乗っていて、二人ともとてもファッショナブルなスタイルだ。二人の隣には見上げるように背の高い黒服の男が立っている。まるで黒い電柱のようだ。妻は男に向かい、しきりに「Hさん、Hさん!」と呼びかける。

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