5月22日の夢(行列のできる床屋さん)

 床屋の順番を待っている。フローリングされた待合室にはたくさんの椅子が置かれ、真ん中に赤い花が壺に活けられている。その花の向こうは待つ人たちで満員だが、こちら側にはがらんと誰もいない。ぼくは一人だけこちら側に、みんなよりちょっと立派な椅子を置き、待つことにする。
 中古の青い四角の浴槽をネット・オークションに出品することになった。浴槽はゴミだらけなので、「院長」と呼ばれる初老の男とぼくと二人で懸命にたわしでこする。オークションには売り手であるぼくら二人も買い手として参加している。ライバルたちがどんどん値をつり上げてくるので、これでは負けてしまうと判断した院長は「21,000円」と叫ぶ。ぼくは、それでは元の値段で買い戻すだけではないかと思う。
 自宅にいて「ご飯ですよ」と声をかけられる。同時に隣の床屋からも、ぼくの順番が来たと呼ばれる。後ろ髪を引かれる思いで、ぼくは床屋へと向かう。

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