10月22日の夢(台風の朝)

 下宿で目が覚めると、天気予報の通り台風が来ている。同室の50代の男性サラリーマンは朝の支度の真っ最中だが、ぼくには背を向けていて、こちらと目を合わせようとはしない。台風だから一階の大家の部屋に降りて、一緒に過ごそうかとも思うが、それも大げさだと思い直す。とりあえず窓の雨戸を閉めようとする。壁の上半分だけの窓には戸袋が付いている。昔ながらの木製の雨戸に加えて、今風の花柄の薄めの雨戸もある。どちらを閉めようかと迷うが、外を見ると既に雨もやみ、雲も切れかけている。嵐は通り過ぎたようだ。これなら雨戸を閉める必要もなさそうだ。
 出勤のため外に出る。中年の女性二人が前を歩いていて、二つある私鉄の駅のうちどちらで出かけようかと話し合っている。ぼく自身もどちらを選ぶべきかと迷う。

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