4月25日の夢(ゴミだらけの街)

 飛行機でモスクワに向かっている。着いたらロシアのある詩人について講演しなくてはいけないのだが、何も予習をしていない。飛行機の中でたまたま手に取った分厚い本を開けると、ちょうどその詩人についての記述があった。
(ここから別の夢)地方都市に取材に来ている。町中がゴミにあふれており、路地から飛び出してきた車の内部はゴミでいっぱいだ。ぼくは案内の男性に「すごいね、あれ」と、指をさす。男性はそれには応えず、ぼくを狭い路地に案内する。体を斜めにしないと入れないほどの路地の左側に、建物の玄関があるので、引き戸を細く開けて中を覗き込む。中は路地とは対照的に驚くほど広く、きれいな事務所になっている。そこで沢山の社員たちが朝礼をしている。とても伝統のある老舗の会社らしいが、若手の社員たちが元気いっぱい社訓の朗誦などをしている。玄関にはこの会社のシンボルらしい二つの置物が並んでいる。左は蛇で右は牛に見える。しかし抽象的なオブジェだ。「ここがこの町で一番歴史のあるお店なんですね」と案内の男性に話しかけながら、明るい表通りに出る。

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