12月27日の夢(廊下にある駅)

 学校の教室のようだが、ここは職場らしい。同僚たちが次々立ち上がり、教壇に立つ初老の上司(先生かもしれない)に報告をする。ぼくも「小物はぼくが全部確認できましたが、大物が残っています。回転するデスクとか棚とかです」と報告する。上司はちょっと考えるふうだが、やがて「なるほど」という感じで頷いてくれる。
 ぼくはデスクを逆さにして頭の上にかついで廊下を歩く。廊下の両側にはいくつも階段があり、番線と行き先が表示されている。上は駅のホームになっているらしい。五番線の階段下に来たとき、妻が「山手線内回り?」と尋ねる。ぼくは「そうだよ。早稲田へ行くんだから」と答えて、ホームに続く階段を登る。
 登りきるとそこはバス停で、ちょうどバスが出たところだった。そこにも先生のような上司がいて、乗客たちと向き合っている。妻は「レンタカー」と言う。ぼくはポケットから振替用紙を出して上司に見せる。上司は温厚そうな感じの職人ふうの風貌である。やはり思い出せないものを無理やり思い出したように、「ああなるほど」と言う。

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