6月21日の夢(朝の食事会と奇蹟のピアノ)

 事務所を兼ねたぼくの家に一人の少女がやってきた。ユニークな異才を持つ不思議な少女だ。道端で立ち話をしながら彼女が語る独特な意見や考えを、ぼくは夢中になってノートに書き記す。
 家に入ると既に朝の食事会が始まっていた。たくさんの人々が二列に向き合って賑やかに朝ご飯を食べている。その殆どはまだ小学生ぐらいの子供たちだ。食べているのはバスケットのようなものに盛り付けられた握り寿司みたいなもの。向かいに座った五歳ぐらいの少女が遅れてきたぼくのため、手に持ったバスケットからお寿司をぼくの前の床にぱっと投げてくれる。ぼくはそれをつかんでむさぼり食べる。とても美味しい。皆がそろそろ食べ終わって解散する頃、座の一番端にいた男がぼくに肉の煮物を施しのようにばさりと投げてくれた。それもむさぼるようにして食べる。美味だ!
 向こうで男がピアノを弾いている。音とともに水面から噴水が噴きあがり、空中からは火が噴きだして、それが十字に交差する。男の弾く鍵盤から奇蹟のような美しい音楽が生み出されてといる。

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