7月23日の夢(自主製作映画と友人の来訪)

 教室のように見える会議室に、自主製作映画をつくる仲間たちが顔合わせのために集まっている。車座になった一人一人が映画製作になぜ参加したかを発表していく。ぼくの番になり、立ち上がって、「ぼくは露文出身で、専攻はマヤコフスキーでした。彼は詩人でありながら、映画製作も行い、主演俳優としてもとてもかっこよかった。ぼくもそれに倣いたいと思いました」と言う。ほぼ即興だったが、ぼくの発言は思いがけぬほど熱狂的な拍手で歓迎される。
 自宅を旧友たちが訪問してくれることになっている。じりじりとして待っていると、玄関のチャイムが鳴り、彼らが到着した様子だ。ぼくは左端の女性を見て、漫画家のMさんだと思い込み、「Mさん、お久しぶり!」と声をかける。しかし彼女は「私は違います。けれど……」と言い淀む。ぼくは家の一番奥にある部屋に彼らを連れていく。パーティーをやれそうな広さの部屋はそこしかないからだが、それでも狭すぎる。メンバーの一人が「カーテンを開けてみたら?」と言うので、言われた通り開けてみると、そこには縁側のような空間があり、少しだけ部屋が広くなった。メンバーの二人がサッシを開けて外に出る。そこはネオンのきらめく街頭で、ヤンキーのような男たちが近寄ってくる。彼らは二人の頭に袋をかぶせ、首を絞めるなどの暴行を働く。二人は声も立てず、ヤンキーが行ってしまうと、何事もなかったように部屋に戻ってくる。ここでパーティーを開くための通過儀礼のようなものであったらしい。

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