8月6日の夢(石の劇場)

 詩人のKくんといっしょに会社を立ち上げることになり、そのための荷物を積み込み、市バスで星が丘方面に向かう。名古屋のぼくの先祖代々のお墓のある方向だ。
 バス停で荷物を降ろすが、あまりに大量でなかなか降ろせない。しかも市バスの中はほこりだらけになっている。もう八分間も停車しているのに、運転手も乗客もみんな好意的でぼくらに文句を言わず、静かに積み下ろし作業を待ってくれる。
 まずは挨拶のため、М楽器を訪問することにする。M楽器に行くためには、巨大な岩石でできた天井の低いトンネルをくぐらなければならない。ぼくは苦しくて、とても通り抜けられないが、Мくんは軽々とそこを抜けて、М楽器にたどりつく。
 M楽器は三方を岩石でできた急斜面の観覧席で囲まれ、ぱらぱらと何人かの若い女性が岩の椅子に掛けて、Мくんと同店の社長・専務との交渉を見守っている。もう一方は四角いプールというか、池のようになっていて、そのほとりで三人は話し合っている。
 話が終わり、Kくんはプールに飛び込み、泳ぐのではなく、水中をバシャバシャ歩いて、ぼくのところへ戻ってくる。そしてぼくらの新しいオフィスができる方向(先祖代々の墓のある方向でもある)に向かって歩きながら、「喉が痛い。コロナになったのかもしれない」と訴える。

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