12月10日の夢(猫町へ行くバス)

 インドへ団体旅行に行く。昼食のため、みんなはレストランに入るが、満員になったためぼくを含め老人三人だけが表に待たされる。やがてそこに椅子やテーブルが運ばれてきて、食事やデザートが出てきたので、やれやれと思い、食事にする。

 食事の間、ぼくは詩人のK氏と話をしたかったのだが、隣の見知らぬ男性がしゃべり続けるので、その機会を失う。

 外に出て、トイレに入るのを忘れたと思い、引き返すが、トイレの前には白いたすき掛けで「使用禁止」と掲示がされている。道を行くと、丘の上に仏舎利塔のようなものが三基建っている。その塔と塔の間は狭い坂道で、その向こうからインドの男と女がぼくに向かって駆けてくる。ぼくは必至で逃亡する。

 いつのまにかバスに乗っていて、ぼくは自分が降りるべきだと思っていたバス停で降車する。バスの中はケーブルカーのような階段になっていて、そこを運転席まで降りていく。すると運転手がぼくに「あなたは猫町まで行くのではなかったですか」と言う。ぼくは驚いて、「そうなんですか。では何時に猫町行きのバスは来るのでしょう?」と尋ねる。運転手は親切に降りてきて、バス停の時刻表を眺めてくれるが、猫町行きの時刻表はどうやら見つからないらしい。

カテゴリー: パーマリンク