2月7日の夢(学校の先生になる)

 ぼくは学校に教師として勤めている。個室居酒屋のような狭い部屋で、男性がぼくに印刷した小さな紙片の束を渡す。そして物語を始める。それに合わせてぼくに、その紙片で紙吹雪を空中に散らす演技をしろと言うが、恥ずかしくてそんなことできない。

 外に出ると、五匹の真っ白い犬がいる。大きい犬、小さい犬、いろいろだ。女生徒がマイクで朗読しながら、犬たちを指揮する。終わって昼休みになると、犬たちはぼくが気に入ったらしく、走り寄ってきて愛想を振りまく。

 松山からぼくの旧友のHくんが同僚教師として赴任してきた。しかし彼は昔とは性格が変わっていて、とても意地悪だ。そのため校長をはじめ他の同僚たちから無視のいじめを受ける。だが自分の担任する生徒のことで「あの生徒には実はこんな事情があって……」と打ち明けてくれたことで、ぼくも校長も彼に対する考えが変わる。

 朝、まだ生徒たちが登校する前、校長からぼくにある指示が出た。それを聞くや、ぼくは大喜びで駆け出し、校門前の街角に立つと、恥ずかしさを振り払って叫ぶ。「9時から議場閉鎖!」 そう叫び続けながら、生徒たちに登校を急がせる。貼り紙をしようと白紙を探すが、どの紙も両面に印刷されていて、白紙は一枚も見つからない。

 全校会議が高速道路の脇で始まった。校長がとてもいいスピーチをするが、車の通過音がうるさくて生徒たちに聞こえていないのではないか。すると少し離れて草の上に腰を下ろしていた女生徒が立ち上がって、校長に的確な質問をする。よかった、みんなに聞こえていたのだと、ぼくはほっとする。

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