デパートに家人と買い物に行く。家人は荷物や上着をレジ前のテーブルに置いたまま、どこかの売り場へ出かけたままだ。とりあえずカートに山盛りの買い物をレジに通すことにする。レジ係の女性が「袋はご入用ですか」と尋ねるが「要らない」と答え、レジの右奥にあるカウンターで商品をエコバッグに詰める。家人の荷物と合わせるととても一人では持ちきれないなと思う。
場面は変わって、戦後の住宅地の裏道を歩いている。ローラースケートらしいものを足にはいた10歳ぐらいの男の子が滑走してくるが、ぼくの目の前でつるりとスケートが滑ってつんのめり、「うわっ」と声を出すが、なんとか持ちこたえてそのまま滑っていく。空き地のある路地を通り、ぼくは家人と泊まっているホテルに向かう。
ホテルの枕元にはタオルや書類などの束が置かれている。それをまとめて別の場所に移動させるが、その中に水の溜まった家人の自転車用ヘルメットがあったことに気づかなかった。それをうっかり逆さまにしたために、中の水が床にこぼれて水溜まりになっている。とても青く澄んだ水が、ピラミッドのように盛り上がっている。慌ててタオルで拭おうとするが、水を拭き取ることはできない。
そこへ家人が戻ってきた。水の不始末に慌てるが、「デパートにまだ荷物があるよ」と言うと、「そうだった。まず二階に行かないとね」と答える。ぼくらは急いでいっしょにデパートに戻ることにする。