ぼくは学校で二つのクラスに席がある。一つのクラスでは実際に出席するが、もう一つのクラスでは自分の席に古着を山のように積み上げて、自分の代わりにする。
今日はパフォーマンスのコンテストを観に行く日だ。仲間の男性と街に行き、まずランチの食材を買い込む。彼が買い物した店にぼくも入り、プラスティックのケースに食材を詰め込んでもらう。空腹なので三つも四つも買い込む。それを持って歩いていくと、トイレがあるので入る。出入口には分厚いカーテンがかかっている。ところがドアを閉めようとすると、鍵がかからない。これでは用を足せないので出ようとすると、女性二人がおしゃべりしながら中に入ってきてしまう。「入ってます」と声をかけるのだが間に合わない。しかたなく彼女たちに鍵が壊れていることを説明し、「あなたたちなら一人がドアの外で見張っていれば、用を足せるだろう」とアドバイスする。さらに街を歩くと、食器を店頭に並べているお店がある。ぼくはそこから器を一つ失敬し、それにさっき買った食材から飲み物を注ぐ。ちょっと借りるだけなら大丈夫だろう。そのときどこかから騒然とした声が聞こえてくる。ぼくの連れの男性が街の人を巻き込んでパフォーマンスをしているという。慌てて駆け付けると、街の一角に深く四角い穴のような場所があり。中が地下広場になっている。そこで連れがパフォーマンスをしているらしいのだが、いくら身を乗り出して眺めても見つけることができない。
コンテストの会場に着いた。ぼくは最前列に着席する。客席真ん中の仕切られたスペースがパフォーマンスの舞台になっている。予選では2,3人のコンビで演じるのだが、今日は決勝なので1チームが十数人である。その大人数が息を合わせて演技をするので大変そうだ。ふと気づくと客席のぼくの周りに三名の男女の有名人の姿がある。そのうち一人は竹中直人だ。彼らはもともと知り合いなのか楽しそうに談笑しながら、演技の批評をしており、ぼくも彼らの仲間に加わって談笑する。