6月30日の夢(ピストル)

 仕事でインドに滞在していた。帰国するため空港の場所を尋ねると、壁とお墓の間の、人がやっと通り抜けられるぐらいの道を教えられる。こんな道の先に空港があるのだろうか。

 空港だという場所に着いた。ボーリング場のように広い場所が二つに分かれている。左半分にはテーブルと椅子が沢山置かれ、人々が談笑している。右にはカウンターがあり、搭乗手続きが行われている。

 カウンターに向かうと突然中から怖そうな男が現れ、ぼくに暴行しようとする。思わず自分のポケットを探ると硬いものが触れた。拳銃だ。ぼくはそれを手に取ると男に狙いを定め、安全装置をカチリと外す。瞬間男の動きが止まった。そのすきにぼくは拳銃を構えながら外へと逃げる。しかし銃を他の客たちに見られてはまずい。慌ててポケットにしまう。逃走のためタクシーに乗ると、行く手にまたさっきの男が現れた。先回りして待ち伏せしていたらしい。「さあ今度こそお陀仏だぜ」と男はぼくに凄む。

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