7月31日のもう一つの夢(エレベーター)

 地下鉄から降りると、そこはホームの最前部である。工事中らしく前にも後ろにも足場が組まれ、地上の改札口に上がることができない。みんな困惑していると、突然「上へ参ります」という自動音声が聞こえた。目の前に輝くように純白のエレベーターが扉を開いている。ぼくは喜び勇んでエレベーターに乗り込み、「みんな早く行こうよ、冒険しようよ」と呼びかけるが、誰もぼくに続こうとしない。

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