7月25日の夢(副担任)

 仙台から船に乗り、学校に副担任として赴任する。授業開始の時間になり、ぼくは教室の後ろで待ち受けるが、生徒たちがやってこない。どうしたのだろう?
 ようやくやってきた少年たちと床に寝転んで会話をする。こうすることで生徒たちと信頼関係ができ、クラスのいろいろな問題を知ることができる。
 さて、これはすべて映画の中の話で、ぼくたちはその映画を今セットで撮影中なのだ。しかし、外の様子を見ると、ここは屋内ではない。わざわざ学校のオープンセットを作ったのだろうか。
 生徒たちにそう質問すると、彼らは「違う」と言う。どうやらCGを使っているらしい。
 皆でバスに乗り、仙台に戻ることになる。ぼくは後方の席に座った。ほぼ中央の席に女性詩人のIさんが誰か男性と並んで座っている。彼女にぼくが声をかけると、「今日は一色さんはそこにいてくださいね」と言う。
 雪が降ってきた。だがよく見ると、映画の降雪用に作られた化学物質で、集めて固めると一枚のお餅のようになる。詩人のA氏と、それを使って広場で遊ぶ。
 「バスが出発するよ」という声がする。見ると、随分遠くの広場の出口にバスがすべりこんできた。置いて行かれてはかなわない。ぼくはパンツ一枚だったので、大慌てでTシャツを着て、ズボンをはこうとする。だが、バスに乗り遅れないことの方が大切なのだから、全部着なくてもいいと思い直す。

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