8月16日の夢(教室バス)

 大学の教室の最前列の椅子に荷物を2つ置き、自分の座る席を確保したつもりで、別の学生と立ち話している。そこへ後から来た学生がやってきて、ぼくの荷物を無視してちゃっかり座ってしまった。先生が入ってきたので、しかたなくぼくは「じゃあ、荷物取るね」と言って、自分の荷物を持ち、別の席を探しに行く。後から来た学生は黙ってうなずいただけだ。
 教室の壁際に少し高くなった席が一列ある。とても狭いが、もうそこしか空いていないようだ。その周囲に座っていた女子学生は「座るの?」と、なんだか迷惑そう。ぼくは無理やり隙間をこじあけるようにして、そこに座る。
 すると、教室はバスになって、市街へと出ていく。この教室も街も世界も何の理由もなく存在していて、この世界には意味なんてないのだということを、ぼくは悟る。

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