9月10日の夢(水族館という家計簿)

 超豪華マンションに引っ越した。妻と3人の娘たちが一緒だ。長女は人気若手詩人のBさんである。夜、寝る前に家計簿をつけようとするが、見つからない。あちこち探すうちに、この部屋のすごさに目を奪われる。文化財級のしかも独創的な飾り物があらゆるところにあるのだ。それを見つけてはきちんと並べ直す。小さなトイピアノも見つかった。音は狂っているが、デザインが素晴らしい。
 家計簿は流し台の中に、水につかった状態で見つかった。それを妻のところに持っていくと、妻は日記帳をぼくに見せて、「坂本竜馬の本物の日記なんですって」と言う。ぼくはそれをぱらぱらとめくり、「すごく見やすい文字だね」と答える。妻はぼくから家計簿を受け取り、表紙に書いてあるタイトルに憤慨する。「この家計簿の題を見てよ。どう思う?」 そこには「水族館」と長女の筆跡で書いてあった。しかも「お父様 お母様」という献辞もあり、ちんぷんかんぷんだ。「それって、ぼくらのことじゃないの?」とぼくが言うと、妻は「そりゃそうでしょうけど」と、憤懣やるかたない様子だ。

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