12月26日の夢(海辺の病院)

 海辺の病院の取材のため、取材の拠点となる建物に投宿する。そこで病院についての大体の話を関係者から聞き、これから病院へ一人で向かうつもりだ。
 そこへ病院の院長が現れ、「私もしばらく病院に行っていない。久しぶりに登院するから、同行しましょう」と言う。ありがたいが、その前にまず用を足したいと思うものの、トイレが見当たらない。どうせ誰も見ていないのだから、ここでしてしまおうと、廊下の突き当たりの土間で用を足していると、庭先に用務員らしい老人が現れた。ぼくには気づいていないようだが、やむなく用を足しつつ廊下の中に後退する。おかげで廊下に置いておいた自分のカバンやズボンも少し濡らしてしまう。
 男の職員が老人に「荷物を病室に預けている人がいるっていうけど、本当かね?」と尋ねる。老人はなまりがひどい。「そんなもん、ありゃせんがね。何人も泊まっていく人がいると言った手前、そう言っただけだがね」と名古屋弁で答える。
 ぼくは車で病院に到着した。役所の一部の二部屋を借りて、二人の先生が診療を行っている。ガラスドア越しに中が見えるので、村人たちはその前を通って、患者がいないかどうか確認してから、診察を受けるようにしているそうだ。

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