4月29日の夢(クビになる)

 急ぎの仕事でテープ起こしをしている途中、別の仕事で呼び出され、島に行く。
 映画の撮影だ。仕事を依頼されるが、多忙を理由に断る。レストランに行くと、スタッフたちが打ち合わせをしている。ぼくは彼らに加わらず、一人でぼんやりと立っている。「一色が・・・」と、ぼくの名前を誰かが口にするのが聞こえる。そして、彼らはぼくのところにやってきて、「おまえはクビだ」と宣告する。「たとえ仕事がなくても、会議にぐらい出て、みんなの話を聞いているものだ」とも言われる。
 これで自由になったのだ、と思う。ぼくはそこから走り出す。どんどん走る。自分が自由になったことを実感する。だが気がつくと、出発したところと似たような場所に来てしまった。また、みんなにつかまっては困る。デザインスタジオがあり、二人の若いデザイナーが壁に向かって仕事をしている。ぼくは彼らのデスクに自分の持ってきたカードを置き、「これ、ステキでしょ」と言う。二人はぼくに同意するが、その上にさらに何枚もカードを重ねて、ぼくのカードを隠し、「この方がいいよ」と言う。
 ぼくは氷のかけらを手にとり、海岸を歩いている熊のような動物に投げつける。頭のはげたおじさんが怒って駆けてくるが、ぼくは隠れておじさんをやり過ごす。

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4月29日の夢(クビになる) への3件のフィードバック

  1. ao のコメント:

    自由になって、「ぼくはそこから走り出す。どんどん走る」の部分、映画「TOMMY」のなかのワンシーンを思い出しました。ワンシーンと言えるのかよくわからないですが。ロジャー・ダルトリーが「アイムフリー」を歌いながら思いっきりの笑顔で走り回るシーン(いくつかのシーンの連続)なんです。「自由」と、「走る」、きっと連動するのだと思っていて、ここでもめぐり会えました。

  2. ao のコメント:

    あでも逃げる時にも走りますが(普通は)、それはそれ、ということで(笑)。

  3. 一色真理 のコメント:

    aoさん、いつもコメント有り難うございます。ぼくの夢は自由でありたいという願いと、いざひとりになってしまったときの孤独感と不安、その両極の間で揺れている気がします。

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