8月6日の夢(取材は3時から)

 朝、会社を出たところで、Iカメラマンとばったり会う。朝食をとってきたところらしい。「今日は取材ですね」と声をかけられる。しかし、ぼくは空腹なので気もそぞろで、レストラン街のメニュー見本ばかりに目が行く。一番手近な店は地方都市の郷土料理の店だ。おいしそうだが、殆どが大きなドジョウがにょろりと入った鍋料理で、お値段も高い。ほかのお店にはオムライスやカレー、チャーハンなどがあるが、混んでいて入れない。カメラマンに「ちょっと出かけるので」と口からでまかせを言い、やってきたバスに乗る。
 バスに乗ったのは口実で、ただカメラマンと別れるためだったが、バスがカーブして駅前から離れたので慌てる。次の停留所で降りられるだろうかと、ドキドキする。幸い、その停留所は乗り換えターミナルになっているので、お年寄りたちが沢山降りる。ぼくもそれに乗じてバスを降り、再び道を引き返して、駅前に戻る。そういえばカメラマンの言っていた今日の取材は何時からだったろう?
 駅前でまたIカメラマンとばったり会ったので、「取材は何時からだっけ?」と尋ねる。「3時からです」と言うので、ほっとしたぼくは「じゃあ、それまでまた別行動しましょう」と言い、そそくさと彼と別れる。

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