11月25日の夢(図書館)

 書店のように見えるが、ここは図書館だ。平積みにされている本を借りたいと言う幼女を、係のお姉さんがやさしく止めている。それは小さな女の子が借りて読むには難しすぎるというのだ。ぼくはそっと近づいて、その本の中身を盗み見る。天文学の本だ。ぼくもなにげないふりをして、別の天文学の本を一冊手に取り、借りる手続きもせずに図書館を出る。手続をしなかったのは大丈夫だと思うが、家にはあんなに読むべき詩集が山になって待っているではないか。この上、本を借りてどうするのだ?! さんざん迷った末、ぼくは回れ右して、その本を返しに行くことにする。

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