12月4日の夢(居場所がない)

 ホテルに団体で宿泊していて、朝、みんなで朝食会場に向かう。しかし、レストランは満員で、ナースのような白い制服を着たウェイトレスは、屋外に向かう長くてなだらかな階段をずんずん降りていく。ぼくらも途中までついていくが、「雨が降っているじゃないか」と足をとめる。少し戻ると、途中のスペースに別のウェイトレスや従業員が椅子やテーブルをセットして、ぼくらのための席を用意してくれている。さっきのウェイトレスも戻ってきて、「そこなら全員席があるはずですね」と言う。
 その席に座って、みんな朝食をとる。しかし、ぼくだけがテーブルの隅の一人席である。おまけにパンに塗るバターは前の人の食べ残しで、ぬるぬるしていて気持ちが悪い。皿の上にはハムも玉子料理もなく、デザートの大きなプディングだけが載っている。しかたなく、それをスプーンで食べてみるが、脂っこくて、とても食べられたものではない。
 交差点に面したビルの地下レストランで仲間と食事中、ぼくだけ用があって、地上に出る。用をすませて、元の店に戻ろうとするが、交差点に面したビルはどれも地下にレストランなどない。一人だけはぐれてしまった。店を探して、別の交差点に行くが、どこにもそれらしいものはない。とうとう街を離れて、田園地帯に出てしまった。灯台の立つ丘を降り、踏切を渡って、畑の中の無人駅のホームに上る。

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