6月9日の夢(D社の庭園)

 D社の一階の部屋で、編集委員のO氏が黒い服を着て、大きなトランクをいくつも荷造りしている。ぼくはもう退社したいのだが、彼の作業が終わるまでは帰れない。しかたがないので、コミック本を読んで時間をつぶす。そのコミックは中年男性の某漫画家が「一色さんに示唆されて書いたから」と言って、献呈してくれたものだ。O氏のトランクが出来上がると、T社長との間で喧嘩が始まった。ぼくは部屋の掃除を始める。どうやら二人はぼくなど眼中にないようなので、ぼくは退社してしまってよさそうだ。しかし、「お疲れさま」の挨拶を言うタイミングが難しい。手を洗おうと外へ出る。うっかりいつもと反対側へ出てしまった。そこはD社の大庭園で、見渡す限り広がる敷地には人工湖や噴水まである。彼らはこんな大邸宅に住んでいたのかと、びっくりする。

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