1月18日の夢(新幹線で外国旅行)

 ライバル出版社のS社から、ある女性著者の原稿をまるごと一冊リライトするようにと、メール便が届いた。冊子状にされた原稿をぱらぱら見るが、殆ど書いてある意味が分からない。S社の編集部へ行き、空いているデスクを借りて、原稿を読みこむ。午前中のせいで社員はほとんど出勤前で、オフィスはがらんとしている。
 午後になって社員がどんどん出勤してくる。ぼくの借りたデスクの周りでうろうろしている若い男性社員に、「あっ、ここはあなたの席でしたか」と声をかけて謝り、席を立って床に座って、さらに原稿を読み続ける。
 ふと顔を上げると、O会長もやってきて、社員総会が始まっている。部屋には立錐の余地もなく社員が詰めかけている。S社にこんなに沢山の社員がいたっけ? 集会が終わり、みんなぞろぞろと帰り支度を始める。ぼくも一緒に外へ出て、電車に乗るが、気づくとそれは新幹線で静岡の掛川あたりを疾走している。どうも社員旅行らしい。これでは家に帰れないと、慌てて列車を降りる。すると、そこは南米のどこかの国である。いるのは外国人ばかり。建物の駐車場ゲートから次々と車が出てきて、空のタクシーもまじっている。警官が「ここでタクシーを拾わなければ、他では拾えないよ」と声をかけてくるが、なんとなくそこでタクシーを止めるのは気がとがめ、街路に出て空車を拾おうとする。しかし、警官の言う通り、そこには空のタクシーなど走っていない。ぼくはどうやって家に帰ればよいのだろう?

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