3月13日の夢(雪の駅)

 東京から雪の温泉宿へ列車で行き、宿でいろいろあって、無事東京に戻ってきたところで、夢が終わった。夢の中で、これは夢日記に書くために覚えておかなければならないと思い、最初から回想しようとしたら、全く同じ夢をもう一度見ることになった。
 雪の積もったホームに東京から来た、ぼくらを乗せた列車が停止した。みんな荷物を持って、降りてしまったが、貨物室はゴミ袋のようなものでいっぱいで、探しても探してもぼくの荷物だけ見つからない。でも、女性添乗員が一緒だったから、きっと彼女が持って降りてくれたに違いないと思い、身一つで降りることにした。すると、列車は生き物のように勝手に動き出し、暴走して線路を外れ、崖から転落していく。最後の一両だけが僅かに崖の上に引っかかっていたが、やがて全部がすっかり谷底に落ちてしまった。茫然とするが、ここへやってきたのは二度目だし、一回目も同じように列車が転落したのだ。そのときも無事に東京へ戻れたのだからと思い直し、とにかく温泉街へ行って、仲間たちに追いつこうと吹雪の中に歩き出す。そこで、寝過ごしたことに気づき、目が覚めたので、慌てて起きて朝食の支度をした。だから、覚えていた一回目の夢の内容はすっかり忘れてしまい、二度目の夢だけを覚えていた。

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